2021年12月19日
映画「GET BACK」(中)

セッション4日目、1月7日。
ポールは新曲が出来ず、苦しまぎれにベースを弾きながら「Get Back」の原曲を口ずさむ。
スタッフは19日予定のライブ会場をどこにするか、侃々諤々でまとまらない。
「Maxwell's Silver Hammer」中、ジョージがマイクに触れ感電。
「Across The Universe」「Rock and Roll Music」。
1月8日。
「I Me Mine」「Two Of Us~Don't Let Me Down~I've Got A Feeling」.
ジョンはライブ会場のレイアウト作りに熱心だったが、実を結ぶことは無かった。
再び「I Me Mine」。既にサビの「I MeMe Mine~」の部分は出来上がっている。
映画「レット・イット・ビー」でジョンとヨーコが踊るシーンはここからピックアップ。
1月9日。
ポールはリンダ同伴で登場。「Another Day」「The Long And Winding Road」
「Carry That Weight」「Get Back」「~Throuth The Bathroom Window」
「Susie Parker」「Let It Be」
1月10日。
リンゴはモーリン同伴で登場。「Get Back」「Two Of Us」、この後突然ジョージがビートルズ脱退を
宣言し、スタジオを出ていってしまう。3人は唖然とした表情で見送り、しばらく3人で演奏。
この時のジョージの演奏、表情を繰り返し見たが、何がきっかけで辞めたのか分からない。
怒っているようなとても厳しい表情で、黙々と演奏していたが、忍耐の限界を超えてしまったのだろう。
1月13日。
ポールはリンダ同伴。3人で「Get Back」。
1月14日~1月15日、3人はジョージを訪ね復帰を説得。
ジョージはライブ公演を拒んだため、19日のライブはご破算に。
気分を変えるため、場所をアップルスタジオに移すことに決まる。
1月16日。
ポール一人で。「Oh! Darling」。
1月17~19日は機材等の移動、セット。
1月20日は撮影は無し。リハは行われた。
1月21日。
「Dig A Ponny」、この後ジョンがLP「Let It Be」冒頭のセリフ「I Dig A Pygmy By~」を口走る。
「I've Got A Feeling」「Dont Let Me Down」「~Throuth The Bathroom Window」
会場は未定だが、ライブは決まっていたので、キーボードが必要ということになり、ジョージがビリー・プレストンを推した。
1月22日。
ライブ会場の検討、結論出ず。「Dig A Ponny」「I've Got A feeling」。
午後ビリー・プレストン来訪。ライブへの参加を要請し、彼は二つ返事で了承した。
「I've Got A Feeling」「Dont Let Me Down」「Save The Last Dance For Me」
ビリーが加わり、ほぼ完成版に近いサウンドになった。
1月23日。
「Oh! Darling」、「Get Back」も完成されてきた。
1月24日。
ポールがリンダの娘ヘザーを連れてきた。
「Two Of Us」は、ジョンがアコギに持ち替え完成版に近づいた。
「Polythene Pam」「Her Majesty」「Teddy Boy」、パティー(ジョージの妻、後離婚)来訪。
「Maggie Mae」「Dig It」この2曲はLP「Let It Be」に収録された。
1月25日。
「Bye Bye Love」「Two Of Us」「For You Blue」「Mean Mr. Mustard」「Let It Be」
ライブ会場をアップル社屋上の案が出て、4人は下見に。観客無し、屋上でのライブが決まった。
1月27日。
「Shake Rattle And Roll」他ロックンロールメドレー、「Old Brown Shoe」「Let It Be」
「The Long And Winding Road」「Oh! Darling」「Dont Let Me Down」「Get Back」
「I've Got A Feeling」、リハは順調に進み、サウンドも完成されてきた。
ー「映画『GET BACK』」(下)に続くー
Posted by 丈二 at 17:52│Comments(0)
│私とビートルズ